放課後等デイサービス 児童発達支援 運動学習教室クォーレグループ
広島千田教室です。

昼間の空気も冷たくなり冬の香りを感じる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

さて

「運動が苦手だけれど、大丈夫かな?」
「体を動かすことには、どんな意味があるの?」
「運動を通して、どんな力が身につくの?」

クォーレをご利用されている保護者の方の中には、このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

運動療育と聞くと、走る、跳ぶ、ボールを投げるといった、身体を動かすためのトレーニングをイメージされる方も多いかもしれません。

もちろん、身体の使い方を身につけることは、運動療育の大切な目的の一つです。

しかし、運動療育で育まれる力は、それだけではありません。

体を動かす経験を通して、考える力、気持ちを切り替える力、人と関わる力など、日常生活にもつながるさまざまな力を育んでいくことができます。

今回は、クォーレの運動療育で身につく力についてご紹介します。

① 自分の身体を思いどおりに動かす力

運動療育で大切にしている力の一つが、身体を上手に使う力です。

例えば、こんな活動があります。

・マットの上で転がる
・片足でバランスを取る
・障害物を避けながら進む
・ボールを投げたり、受け取ったりする
・音楽に合わせて身体を動かす

こうした活動を通して、身体のバランスを保つ力や、手足を協調させて動かす力などを経験していきます。

また、自分の身体がどのくらい動いているのか、どの程度の力を入れればよいのかを感じながら動くことも大切です。

こうした経験は、運動場面だけでなく、着替えや食事、階段の上り下りなど、日常生活のさまざまな動作にも関係しています。

一度の活動ですぐに身につくものではありませんが、繰り返し身体を動かす経験を重ねることで、自分の身体の使い方を学んでいきます。

② 見て、考えて、行動する力

運動療育では、身体を動かすだけでなく、周囲の状況を見て、自分で考えながら行動する場面もたくさんあります。

例えば、SAQトレーニング。

ミニハードルを越えたり、マットで動物歩きをしたり、ラダーで枠の中に足を入れたりと、さまざまな動きに取り組みます。

子どもたちは、指示書を確認しながら、「どうやって進むのかな?」「次はどんな動きかな?」と考えます。

また、合図を聞いて動き始めたり、指示に合わせて動きを変えたりする活動では、話を聞いて理解し、行動につなげる経験ができます。

こうした活動は、集中して取り組む力や、状況に応じて行動する力を育む機会になります。

もちろん、最初からすべての動きを理解して行動できる必要はありません。

見本を見せたり、手順を分かりやすく伝えたりしながら、一人ひとりに合った方法で取り組んでいくことが大切です。

③ 気持ちを切り替える力

運動療育では、楽しい気持ちだけでなく、悔しい気持ちや緊張する気持ちを経験することもあります。

例えば、楽しみにしていた活動が終わるとき。

「もっとやりたい!」という気持ちから、次の活動に移ることが難しくなる場合があります。

また、思うように身体を動かせなかったり、悔しい思いをしたりすることもあるでしょう。

こうした場面も、気持ちの切り替えを学ぶ機会になります。

大切なのは、無理に気持ちを抑え込ませることではありません。

「もっとやりたかったね」
「悔しかったね」

と気持ちを受け止めながら、次に何をするのかを伝えたり、気持ちを落ち着ける時間を設けたりします。

安心できる環境の中で、自分の気持ちと向き合い、少しずつ次の行動へ移る経験を重ねていきます。

気持ちの切り替え方は、一人ひとり異なります。

その子に合った方法を一緒に見つけていくことが、日常生活での過ごしやすさにもつながっていきます。

④ ルールを理解し、人と関わる力

運動療育には、一人で取り組む活動だけでなく、友だちと一緒に楽しむ活動もあります。

例えば、ボールを使ったコーディネーショントレーニングやチームで取り組む運動などです。

こうした活動では、順番を守ることや、相手の動きを見ること、決められたルールに沿って行動することなど、さまざまな経験ができます。

また、友だちと協力して一つの目標に取り組む中で、相手を応援したり、順番を譲ったりする場面も生まれます。

最初は順番を待つことが難しかった子どもが、少しずつ待てるようになることもあります。

自分の思いを優先してしまうことがあっても、周囲の大人が必要に応じて声をかけながら、相手の気持ちや状況に目を向ける経験を積み重ねていきます。

運動を通して人と関わる経験は、友だちとの遊びや集団生活に必要な力を学ぶ機会にもなります。

⑤ 挑戦する気持ちと自信

運動療育では、初めて経験する動きや、少し難しい課題に挑戦することがあります。

初めは「できない」「やりたくない」と感じることもあるかもしれません。

そんなとき、いきなり難しいことに挑戦するのではなく、少し頑張ればできそうな課題から始めることが大切です。

例えば、両足でジャンプすることが難しい場合には、その場で膝を曲げ伸ばしするところから始めてみます。

少しずつ段階を踏みながら取り組むことで、「できた!」という経験につながりやすくなります。

そして、できたときには、一緒に喜び、その頑張りを認めます。

「前より高く跳べたね!」
「最後まで挑戦できたね!」
「自分からやってみようと思えたね!」

このように、結果だけでなく、挑戦する姿勢や努力の過程にも目を向けます。

小さな成功体験の積み重ねは、「自分にもできるかもしれない」という気持ちを育むきっかけになります。

その自信が、運動以外の活動や、新しいことに挑戦するときの支えになることもあります。

⑥ 失敗から学び、工夫する力

運動療育では、いつも思いどおりにできるとは限りません。

ミニハードルを倒してしまったり、マットをまっすぐ転がれなかったり、何度挑戦してもうまくいかなかったりすることもあります。

こうした経験の中で、「どうすればうまくいくかな?」と考えることも、大切な学びです。

クォーレでは運動一つひとつに観点を設け、子ども達にポイントとして伝えることがあります。
しかし、療育が進むにつれて自分で考える力を育むため、「どうしたらいいと思う?」と質問することもあります。
もちろん、子ども一人で解決することが難しい場合には、ヒントを出したり、一緒に方法を考えたりもします。

大切なのは、失敗したことを責めるのではなく、次の挑戦につなげることです。

「うまくいかなかったね。次はどうしてみようか?」

そんな関わりを通して、試行錯誤する経験を積み重ねていきます。

運動が得意な子も、苦手な子も。一人ひとりに合った運動療育を

運動療育と聞くと、運動が得意な子どもに向いているイメージがあるかもしれません。

しかし、運動療育は、運動が得意な子どもだけのものではありません。

身体を動かすことが好きな子もいれば、苦手意識がある子もいます。

集団での活動を楽しめる子もいれば、まずは安心できる環境で一人で取り組むことから始めたい子もいます。

大切なのは、全員が同じ動きをできるようになることではなく、一人ひとりの発達段階や特性に合わせて、無理なく取り組める活動を考えることです。

例えば、活動の手順をイラストで示したり、見本を見せたり、難易度を調整したりすることで、取り組みやすくなる場合があります。

また、身体を動かすことに不安がある子どもには、見学から始めたりする方法もあります。

その子に合った環境やサポートを整えながら、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。

運動療育で育む力を、日常生活の成長につなげる

運動療育の目的は、単に運動が上手になることだけではありません。

身体を動かす経験を通して、自分の身体の使い方を知り、考えて行動し、気持ちを切り替え、人と関わる力などを育むことも大切にしています。

そして、そこで得られた経験が、日常生活のさまざまな場面で生かされることを目指しています。

クォーレでも、子どもたち一人ひとりの様子を見ながら、何が得意なのか、どんなことに難しさを感じているのかを考え、活動や声かけを考えています。

前回は難しかったことが、今日は少しできた。

苦手だった活動に、自分から挑戦できた。

友だちと一緒に、最後まで活動に取り組めた。

そんな一つひとつの経験を大切にしながら、子どもたちの成長を支えていきたいと考えています。

運動療育は、身体を動かす楽しさを感じながら、自分の可能性を広げていくための大切な経験です。

これからも、一人ひとりの「できた!」を大切にし、子どもたちが自信を持ってさまざまなことに挑戦できるよう、支援を続けていきます。

放課後等デイサービス 児童発達支援 運動学習教室クォーレグループ 広島千田教室でした。

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